樹木医とは、樹木の保護、育成や診断、調査、および知識の普及・指導などを行う樹木の専門家です。
業務の対象は、巨樹、老樹、名木から街路樹や公園、庭木に至るまであらゆる樹木を扱います。
例えば、樹木に異常がある場合、
また、樹木医は生物や科学、文化など幅広い分野を総合した見識が必要となるため、常に知識や技術の研鑽、経験の蓄積に努めています。
樹木医の仕事を通じて考えることは、その樹木にとって好適な環境をいかに整えて『生きる力』を手助けできるかということです。
特に近年の地球温暖化や異常気象により、これまでとは生育環境が大きく変化しており、樹木にもさまざまなストレスがかかっています。
それをできる限り改善してストレスを軽減し、1本でも多くの樹木を元気にできたらと思っています。
樹木の不調は外観の診断によって判断されますが、この時の「樹木からのサイン」を見逃さず正確に読み取ることが重要となります。
そのためには症例を判断する知識と目を養っていくことが大切であると考えています。
更に大切なことは、その樹木の健康な姿を知ることだと思います。
良い状態を知らなければ悪い状態と気付き難いものですし、自然状態でのびのびと生育している健全な樹木の姿は、街中の樹勢の弱った樹木とはやはり違い、美しさや力強さが感じられます。
樹木医として、そういった健全で魅力的な木が少しでも増えるよう尽力していきたいと思っています。
樹木が弱ってきたり、病気になったり、『何か様子がおかしい』と思ったら、お気軽にご相談ください。現場に伺い、調査して対策を検討します。治療が必要と判断した場合は、その費用をお見積りして、内容をご説明します。
実際に行った治療は、公園、街路樹はもとより学校、神社、お寺や病院、会社、個人邸などで、10m以上の大木から一般の庭木までさまざまです。樹種では、サクラとマツが最も多く、ウメやモミジ、ツバキ、サザンカ、スギ、クスノキ、フジなどがあります。
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